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最近、想う事

最近、想う事

平成29年8月

税理士の土田です。皆様お元気でお過ごしでしょうか。投稿が久しぶりとなってしまい、お詫び申し上げます。今年のお盆休みは如何でしたでしょうか?

私は、気になる本があり、連休前に入手しておき、それを熟読いたしました。

実はここ最近、お客様とお話している際に、”どなたか元気な方を社員として迎えたいのだけれど、お知り合いはいませんか?” または”仕事が充分に見えているのだけれど応援していただける企業は御存知ないですか?”という御相談がとても増えてきているのです。
 勿論我が税理士業界もご多分に洩れず、友人のところも手が足りないので、お仕事をお断りせざるを得ない、という御話が随分に聞かれるようになりました。

そこで、確信を求めて"未来の年表" 講談社現代新書 河合雅司 著
そして"縮小ニッポンの衝撃" 講談社現代新書 NHK取材班 著
を手にしました。

未来予測の中で人口統計の予測ほど正確なものは無いと常々聞いておりましたので、この2冊には、現状分析も含めて、わずかに首都圏の片隅に有るこの入間市は、今はまだしも実は、更に厳しくなることが簡単に予測できました。
 直ぐに何とかしなければならないのに、誰もが微妙な問題で有るだけに先送りを決め込んでいるけれども、最後には我国のほんの20年位の近未来の問題なのです。
 私は大変ショックを受けました。是非皆様もご一読をお勧め致します。

そして、もう国家が私達を何とかしてくれると考えるのは止めなければなりません。
 思い出したことが有ります。30年前の開業直後にアメリカに研修に行きました。ワシントンでアーリントン墓地を訪れ、暗殺された、あのJ・Fケネディ大統領の墓碑に刻まれていた言葉です。

国家があなたに何をしてくれるかではなく、あなたが国家のために何をすることができるかを問うて欲しい。
"Ask not what your country can do for you; ask what you can do for your country"

我国もここにきて財政や社会資本も含めて、極めて厳しくなってまいりました。国家に正直期待は持てなくなりました。

 最近道路の穴ボコが目立ちませんか?
 中央分離帯や歩道の雑草が気になりませんか?
 以前、綺麗に整えられていた街路樹が最近伸び放題のままになっていませんか?

 国民は更に負担と犠牲を強いられることになるでしょう。税金と年金の事もです。誰にとっても不都合な時代に突入します。

私は、これからも大切なお客様と、もっともっと深度の深い御節介なお付き合いをさせていただこうと思います。これが子孫に迷惑を掛けずに自分たちの世代で責任と義務を果たす方法、私にできる最大の方法であろうと思います。
大げさに聞こえるでしょうが、この本を読むと全く大げさではありません。

最後の力を振り絞ってこの国の将来のためにも、皆様と堅く手を取り合っていきたいと思います。これからは目が見えづらい、手が動かしにくい、足がもつれるなどお互い様と笑いながら、お付き合いを続けて行きたいと思います。皆様も是非力を貸してください。宜しくお願い致します。

先日105歳でお亡くなりになりました、聖路加病院の名誉院長の日野原重明先生の追悼番組を拝見しました。生涯現役を貫かれて天寿を全うされました。その生き方と周囲の方々や患者様への接し方に、感動を覚えました。
 全く比較にもならない私ですが、自分の生き方の最後の所まで責任を持って歩いて行きたいと思いますので、どうぞこれからも宜しくお願い致します。

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