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こんにちは

こんにちは

皆様こんにちは、いつもお世話になり有難うございます。
 5月に入り大変すがすがしい気候になりました。GWも終わり、平静に戻って参りました。
 連休中ずっと天気が良かった事もあり、行楽地はどこも大変に混雑だったとニュースで拝見しました。
 地方各地の観光地では御商売が繁盛だったのかなと思いますが何よりでした。

私は連休中に読みたかった本を集めておき、うち2冊を色々考えながらゆっくりと拝見いたしました。
 ご紹介したいと思いますが書名は"日本軍兵士"と"不死身の特攻兵"です。
 太平洋戦争で、軍人や民間人の多くの犠牲が何故生じてしまったのか、当時の政府や軍隊の組織、そして武器など冷静に分析して本当に考えさせられる2冊でした。

何だかその失敗のDNAが今現在もわが国では残っているようで、はなはだ不安になりました。今国会で文民統制を言われていますが、それならば与野党国会議員もマスコミも本当に目を覚まして戴きたい、二度とあのような勝ち目のない戦争など起こすことのないよう冷静に行動できる国家作りに責任をもって全力で働いていただきたいと切に思います。
 そうでないと戦争で亡くなったおよそ310万人の日本人の方々に本当に申し訳ない気持ちで一杯にさせられる本でした。全く無駄と分かっている作戦、いや精神論に軍隊という組織であるが故に従わなくてはならなかった事は本当に無念以外の何ものでもなかったでしょう。

最後にきれいなことを言っていたその上官が命惜しさに自分だけ逃げてしまうなど軍隊といえど全く現在の社会と同じだなと感じました。
 上官や参謀という特権階級の人たちは命令を下すのみでその結果の責任すら取ろうとしなかったのは、いったいどうしたことだろう。戦死した方たちを美辞麗句で神にすら持ち上げて命令を下した自分たちに非が求められることのないように操作する姿勢に人間として吐き気すら覚えてしまいました。

それにしても"日本軍兵士"の著者である吉田 裕氏は良く太平洋戦争の結果を、戦争中の4年間を時系列に詳細に調べられたと思いました。
 読了して、あとがきを拝見してもう一度びっくりしたのは、著者がこの入間市の御出身であったことでした。
 私とほとんど同じ時代経験を持つが故に先のような読後感を持ってしまったのかなと思いました。
 機会があったらぜひお会いして直接お話を伺いたいと思いました。

"不死身の特攻兵"は作家の鴻上尚史さんの作品ですが、やはり大変なベストセラー本です。事実もかなり詳しくまたご本人からインタビューされたようでしたがやはり組織論として戦争の勝敗よりも、もっと次元の低い自分の立場を気にして、全く愚ともつかない命令とも言えない馬鹿馬鹿しい上司のもとで犬死をしていく日本陸軍の飛行兵の様子が描かれています。
 怒りのあまり途中で何度もウィキペディアで司令官や参謀長を引いてしまいました。亡くなった方々の御冥福を祈るばかりです。

私は常にどんなことがあろうと絶対に逃げない、責任は私が取ると職場で言っています。そうでないと小さな会社であるがゆえに部下は本当に良く見てくれているものです。

小さいながらもこれからも裏表の無い経営を続けていきたいと思います。
 皆様これからもお互いに厳しく叱責を賜りますようお願いいたします。日本を皆が責任をもって安心して暮らせる社会にしていきましょう。

平成30年5月8日 税理士 土田義人

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