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徒然日記 令和元年5月6日

徒然日記

令和元年5月6日
税理士 土田義人

たす会計事務所の税理士の土田です。
皆様いつも御指導御鞭撻をたまわり、ありがとうございます。
おかげさまで職員一同皆元気で働かせて戴いております。感謝申し上げます。

年始に渋沢栄一氏のことを書きました。年末年始に"論語と算盤"という氏の本を読んでいますと。
 その後も、解説書やら当時の時代背景やらの本を読んでいて、すっかり詳しくなったと思っていたら、先月の新聞報道で2024年からの新壱万円札の御顔に選ばれたということです。
 これで私以上に皆様のほうが、はるかに、たくさん彼の御顔を観ることになりますね(笑)

私の事務所のある黒須には、昔渋沢栄一氏が出資した"黒須銀行"がありました。この銀行はその経営理念を以て"道徳銀行"との扁額を寄贈され、現在はさいたま市の埼玉りそな銀行本店に掛けられています。
 残念ながら黒須銀行は昭和恐慌という時代の波の中で倒産、合併してしまうのですが、生前に渋沢栄一氏が関わった600以上の法人の中の一つになります。
 明治初期、まだ士農工商の身分制度が色濃かった頃で、商業(つまりは、算盤)に偏見が強かった頃、商道徳が全くなくて相当に大変だったようです。
 そこで商業にも論語つまりは道徳あるいは倫理がなければならないとの考えから、官を辞して野に下り、明治大正期の経済界の発展に大変な尽力を尽くした方です。

先日4月19日の読売新聞の朝刊でもこの事に関する記事が掲載されておりました。私は埼玉県民としてこれほどの偉大なる人物を尊敬せずにはおれません。生涯を国家の繁栄のために、尽力されたこと、そしてまた個人としての財閥を作らず、ひたすら国家と国民の為に働き続けたことを半年近く種々の参考本なども読んで理解しました。

昨年に無事還暦を迎えた私ですが、まだまだ努力を続けなくてはと大いに発奮させられました。

この国をもっともっと良くしていきたいと切に思う今日この頃に、先人の渋沢栄一氏のことを知り得たことは大いに後押しされました。

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