たす会計事務所
税理士　土田義人

皆様、新年明けましておめでとうございます。
　旧年中は貴重な御指導、ご鞭撻を賜り有難うございました。
　どうぞ本年もよろしくお付き合いの程、お願いいたします。

2020年は皆様はどのような年になるとお考えでしょうか？先の事は誰にもわからないものですが、企業経営者であれば、社員やその家族そして地域やお取引の皆さんの事を思うと、まずは一年間の無事なる安定飛行を第一に心がけたいとお思いになるでしょう。
　勿論私も同じですし、そのために心と判断に間違いを生じないように、情報収集を怠らないようにし、その判断材料に書籍や専門家、地域のお付き合いのある方々から貴重な情報を頂戴しております。

経済面では、夏の東京オリンピック、パラリンピックが無事に開催されるべく、まだまだ東京圏は忙しさのピークが続くことでしょう。ただやはり昨年の消費税の増税の影響でしょうか、一般購入者の購買力が逆に下がってしまっている感じがしております。
　デパートの初売りの福袋が盛況だったとの様子に少しほっと致しました。

年末からは、カルロス・ゴーン被告の国外不法脱出に驚かされましたが、私たち日本人にはパスポートを4冊も持っていることなど想像ができませんから、まるで外交政治問題のようでした。新聞記事の中で私たち日本人は、3割しかパスポートを持っていないとの事でしたからこのような国では予測できなかったのも、已むを得ない事でしょう。
　国際化と口では言っても、法制面や処遇面での人権侵害の考え方など理解できないことが多くこれから、レバノンと国際問題が勃発して本題とは別の所での議論で時間が費やされ、裁判は進まないことになるのでしょう。

今年もやはり引き続き渋沢栄一に心が惹かれております。氏が生涯にかかわった事業は481に及びその6割は現在も残っていること、600もの社会福祉事業に関わるも、お金儲けや自分の財閥を持つことに全く興味なく、給料は唯一第一国立銀行からのみで、株価が上がると全部を処分して次の事業の原資に充てていたとのことです。
　人間的に魅力なのは、"人として持つべきは忠恕である"と言っていることです。
　つまりは、孔子の論語でいう"思いやりの心"です。
　だから数々の事業を起こしていく傍らで種々の社会福祉事業を同時に関わっていかれたのだろうと思います。このバランス感覚に本当に尊敬してしまいます。
　私も今年一年、コツコツ勉強を続けさせていただき、良い仕事で皆様の御役に立てるべく、渋沢氏のように生涯努力を続けてまいりたいと思っております。
　どうぞよろしくお願いいたします。

最後に皆様にとって今年一年が健康で、幸多からん事をお祈り申し上げます。